2020年12月14日月曜日

ドーナツ完成!blenderこそが真の永久ライセンス

blenderでドーナツ、完成です!!!!!
12月8日の夜から1日3時間ペースで約18時間ほど費やしたでしょうか。



作業経過のログも取りました。普段から仕事でログを取りますが。
細かく変化を見て行くことで、改善点を見つけつつ納品まで漕ぎつけます。
ソフトを乗り換えるとしてもこれまでの経験も決して無駄になりません。
途中でドーナツの真下に影が出来る様にライトを変えたのが大きな変更点。


そして今回、驚いたのはVideoEditing機能。まさかblenderで書き出せるとは。
シーケンスを読み込んでちょっと編集して、mp4とかh264とか普通に書き出せちゃう。



動画もこの通りですよ。
コンポジット含めて最終工程を担う機能が充実しているので
ソフト移動する手間が省けて、全部一つのソフトで完結させられる。
本当にblenderだけで全部出来てしまう。
開発者のトンさんのインタビュー動画も見たんだけど、そういうことも言及してた。
無料とか置いといて、ソフトの完成度が高いですよ。
とにかくblenderの優秀さだけに気づかされる6日間でしたね。

----------------雑談--------------------
すいません、今日は、気合入れて意味不明なこと叫ぶんで覚悟しといてください。

私は、合計137万円(永久LC+過去維持費+来年分の維持費)ほど3dsmaxに費やして。
2022年以降、3dsmaxを使うなら普通のサブスクプランということになりますが。

blenderが真の永久ライセンスってことに気がつきました。

maxは進化どころか年々重くなる。年20数万の維持費でそりゃ無いだろと思います。
ここまで来ると、むしろblenderが真の3dsmaxじゃないかと。
3dsmaxをたかだか10数年しか使ってない人の戯言だけども。
maxの永久ライセンスを取り上げるということが無ければ、私はここまでblender触らなかった。正直言うと、ただの1時間も真剣にやろうとしなかっただろうと思う。

最近・・・「どうせ口だけで今まで通り高いお金払って3dsmax使うんでしょ?」
っていう幻聴が聞こえるんですよ!!(・・・我ながらヤバい人ですね。。。
このままやすやすと、抵抗しないで体のお客さんをやってて良いのか?

「お前らはゼロか?ゼロの人間なのか?何をやるのもいい加減にして、
一生ゼロのまま終わるのか? それでいいのか!? おまえら、それでも男か!? 
悔しくないのか!」

っていうことで、私は、悔しいのです。

ただ、都合の良い客でいることが我慢ならない。

今の最優先事項は、blneder。
ドーナツ終わったくらいで何言ってんだという感じですけども。
普段、怠けてるブログがこの6日で3つも投降したわけですよ。
これが近年の自分の中でどういうことか?っていう話です。

最後に僕の好きな言葉で締めたいと思います。

相手に勝つにはぶつかっていこうよ!気持ちやん!
最後の最後までぶつかって行こうよ!!
こっちにはもうblenderあるよ
これは有利です!!
きっと結果出るよ!!!

2020年12月10日木曜日

blenderでドーナツを作るmaxユーザー

 

ドーナツ、出来ました。楽しかった。
使ってて凄いと思ったところは、沢山ありましたけど。
感想としては、動作の軽さ=使いやすさに直結するってことを改めて感じました。
以下、良いと感じた点。
■ソフト自体が軽い。(Lightwaveを思い起させる軽快さ)
■マテリアルにSSS搭載、しかも軽い(体感なんだけど、VraySSSよりかなり高速だと感じた)
■サイクルズレンダーが使いやすい。重くはない。軽いかな?
(ドーナツをここまで作ってみて
同じようなのをmax+Vrayで計算したら、サイクルズの方が早いかな?っていう
■パーティクルがお手軽。
(maxはparticleFlowっていうのをいちいち開かないといけないんだよ、あれ面倒くさいんだわ)

・・・さて、良い所ばかりで悪い所は無いのか?っていう話ですけど。
これは、これで素晴らしいなっていうソフトですよ。

3dsmaxユーザーの自分が気になるのは、モディファイア機能。
普段、モディファイアを積み重ねてモデルやアニメーションを作っていき
いつでも元に戻れるっていう保険も効くのが3dsmaxの良い所だと思うんですけど。
blenderでそれと全く同じようなことは、多分厳しいと思うんですよね。
移行するなら、blenderに合わせた作り方を身に着けることが重要かな。

3dsmax使ってるとモディファイアがすべてと言っても過言ではないと思うんです。
ポリゴンの頂点を動かすという基本的なものすら「ポリゴン編集」っていうモディファイアですからね!!


次に気になった部分をピックアップしようかな。
ドーナツ作ってて、こんなことも出来るのかと驚いた点。
■コンポジットでのディノイズ



■Shadingタブ


以上の2つ。
コンポジットメニューがblenderに存在するっていうのが新鮮。
ディノイズってVrayに搭載されてたけども。
2018年にSSSの計算をして荒いからディノイズも使うっていうことをしたんだけど。
それが滅茶苦茶重かったですね。
blenderのディノイズは、ノードで視覚化されてて良いですね。
そこらへんもUIが洗練されているってことなんでしょうか。
あとshadingタブ。これもびっくりだね。チュートリアルなぞっただけなんだけど。
ディスプレイスメントマップの設定が簡単。サイクルズでの確認も手軽。

--------最後に雑談---------
2人のアンドリュー氏について。
ドーナツ兄貴ことアンドリュープライス氏の動画、最高にわかりやすかった。
こんなに良いチュートリアル動画は、VideoCopilotのアンドリュークレイマー氏以来です。VCがAfterEffectsにElement3Dというソフトで旋風を起こしたのが2010年代前半ですけど。VideoCopilotはElement3Dをリリースする前からAEのチュートリアルサイトとしては、最高峰でした。当時は、youtubeじゃなくて自社サイトに動画をアップしてたと記憶しております。
2020年の昨今、日本人がVideoCopilotの劣化(?)チュートリアルを量産しているのを沢山見かける様になりましたが。節々にアンドリュークレイマー氏の影響を感じます。やっぱり彼は、別格ですね。

そんな折、2019年にドーナツが大ヒットしたプライス兄貴。
今、それをやってみて取っつきにくいと感じていたblenderをいとも簡単に楽しいなと思わせられた。これは、2010年代にAEの理解が乏しかった自分がクレイマー氏のおかげで「AEって簡単じゃん」と思わせられた時と同じような感覚。AEって操作自体は簡単なんですけども、難があるとすれば3Dレイヤーとカメラの使い方だと思います。クレイマー氏のチュートリアルは、そこに積極的に切り込んでいたんですよね。

アンドリュープライス氏のチュートリアルならblenderもなんとかなりそうかもしれない。大げさなんですけど、少なくとも挫折することなくドーナツは作りきれたので。
次のコーヒーもなんとか作りたいです。以上です。

2020年12月8日火曜日

ドーナツを作り始める。さらば永久ライセンス。



お久しぶりです。大野です。
今日は、作らないだろうと漠然と考えてたドーナツ(途中)を作り始めてしまいました。
お蔵入りしそうなんですけど、なんとかやって行きたいなという思いがあります。
今日のブログ記事は、3章に分割して永久ライセンス問題で私の考えをまとめました。
私個人としては、この出来事はCGをずっと作ってきた身として、とても大きな節目だと考えています。
なんの節目なんだ?と問われたら困りますが、う~~~ん、これはデカいよ!!
チュートリアルを見ながら作ったドーナツ(途中)を見ながらこの稚拙な文章をどこかの誰かに読んでいただけたら嬉しいです。blenderの使用感は最後に書きます。

〇1章:永久ライセンス問題
Autodeskの永久ライセンス製品を購入した方なら誰しもがご存知と思いますが。
私が2016年初頭に購入した3dsmaxの永久ライセンスは、来年春には永久ではなくなってしまいます。
Autodeskは、2015年あたりから永久ライセンスが無くす宣言をして今の内に買っとけよと。当時は、かな~り煽っていたように感じました。
当時の私は、独立したばかりで約60万円が痛い出費だったんですけども貯蓄を切り崩して3dsmaxを購入しました。
それから数年、仕事も順調に上手く行ってようやっと減価償却が終わったかなと思ったら・・・

永久ライセンスは、永久に不滅ではございません!!!

衝撃が走りましたが、私の文句というか希望は、Twitterでも言及した一点だけなんです。
購入当時の3dsmax2016くらいは、いつでもインストールしてアクティベートしておける様にしといて欲しいのです。ユーザーに個別でアクティベートキーを配るとか。幾らでも方法はあるでしょうと。
法律的にセーフだとかアウトだとか、見解が人によって違うのは、私もそれなりに人生生きてるので理解出来るのですが。
私個人の感想としては、この事案。詐欺にならないのか?と思いましたね。
解釈の違いがどうとかで色々な意見があるとは思うんだけども。
やり方が強引だなぁと。もうちょっとソフトに出来んものかと思うんだぜ。
殿様商売だからこそこういうことが出来てしまうってことだよね。
ということで、2021年春以降は永久ライセンス製品をインストールしてもアクティベーション出来ませんということになりました。
残念です。


〇2章:ではもし・・・3dsmaxの年間サブスクが50万円とかになったら?
ありえない価格ですが、あり得ないことが簡単に起こる世の中ですね。
私が永久ライセンスに拘る理由としては、
いつでも自由に使えるソフトっていうのが欲しいからです。
永久ライセンスを買った時は、仮に後続の最新verが使えなくても
古いverを遊びでも使い続けられるかな?とか考えてました。
これは、本当に私個人の思いなんですけどもいつでも自由に遊べるツールがあるという
状態は良いですよ。
会社に就職したらソフトは会社のものですしね。
3dsmaxは、好きなのでそれが自由に遊べるツールであれば今は一番嬉しいですけども。
ただですね、今の現状が行き過ぎた未来を想像してしまうんですよね。
もし3dsmaxの年間使用料が40万円とか50万円とかになってしまったら?
そういう未来が訪れたとして、もしここまで話が進んだ未来で自分が3dsmax使うのを決断したらそれは、自分がソフトの奴隷に過ぎないのではないか?
とか考えてしまうんです。
あれじゃなきゃ出来ない、これじゃなきゃ出来ないってことは確かにあるんだけども。
自由度が狭まるなっていう感覚が心の底に存在しているんです。


〇第三章:そして私は、ドーナツを作り始めた。
1章、2章ととりとめのない文章をまとめて参りましたけども。
私の想像するCG屋っていうのは、CGを作るのが上手い人です。

基本的にはどんなソフトを使ったとしてもCGで何かを作り出すこと。
どれだけ情熱を費やせるのか?っていうことが結局のところ、大事だと思うんですね。
その情熱は、時としてソフトウェアの壁を超えることもあるかもしれません。
う~ん、あるのかなぁ・・・

blenderでドーナツのチュートリアルをやってみた率直な感想なんですけど。
ここまでやってみた感じ、maxと比べてワクワクするインターフェースですね。
maxって・・・オッサンっていう感じがするんだよ。なんでだろう。
最近、maxでVray5が使える様になったし
arnoldが入ってビューポートプレビュー機能が使えるレベルになったなぁと思ってたんだけど。
blenderは、そんなのあまりにも当たり前に且つ自然に取り入れてて
柔軟性っていうのかなぁ。差を感じました。
あとは、サイクルズレンダーって普通にGPU計算出来るじゃないですか。
maxは、最近まで出来ませんでしたよ。もっと言えば10万円以上するvrayがあってやっとですからね。そもそもそこからず~~~~っと変わってない。
やっぱりmaxへの愛が深いから、言いたいことも言ってしまうよ。

以上です。ここまで読んでいただきありがとうございました。