2021年1月4日月曜日

blenderで正月飾り。日本の心をCGで。


あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
スプ・・・スプラインたちが躍動する俺の正月飾りを皆さんに見せたいね。
ということで、正月飾りを制作。こういうのを見ると落ち着きますね。
昨年色々なことがあったけども、日本のこういう文化は良いなと思ってます。

今回、blenderのモディファイア、カーブ、UVに関する機能を使いましたが。
本記事では、それら機能を3dsmaxと比較して生じた疑問や使用感を述べていきます。
結論を先に言うと
【3dsmaxの様にモディファイアを積み上げながら作る方法は、少々難しい。
blenderに合わせた作り方を考えて行かなければならない】
となりました。blenderの良さを見つけて行かなければなりません。(時間かかるだろうな)
作って感じた決定的な良さは、仕上げ周りの機能。
ライティングやレンダリングに関して、やりたいことを素直に反映してくれる様に感じます。標準でサイクルズレンダーがついているのは、素晴らしく、CG初心者にとってもblenderが最初のソフトで正解かな?っていう風にも感じる。
ドーナツを作っている時に感じたものは、錯覚ではありませんでした。

画像も交えながら気になった疑問点を、5つほど挙げます。
私自身も解決法というか上手いやり方がわからず、ゴールに向かってひたすら作業しておりました。ソフトの癖と割りきって作り方を考えて行くか?便利なアドオンを探すか?自分が知らないだけか?
何かしら方法を見つけて解決したいですね。

①【スプラインの頂点連結(3dsmaxの機能】=blenderでは同位置にある頂点を連結できない?頂点を繋ぐと余計な点とセグメントが出来てしまいひと手間余分にかかる印象だった。これについては、調べてもわからなかったので、どんどん先に進めた。

②【blenderでモディファイアを使う場合、始点となるダミー(ヌル)が必要になる】
画像の様にベンド、ツイストを行う場合、曲げたいオブジェクトの支点にダミー(ヌル)を仕込まなければいけない。3dsmaxのベンドは、独立したモディファイアに機能が詰め込まれているがblenderは、そこらへんでひと手間かかってしまう印象。
シンメトリの際もこれが必要な場合があり、原点に支点用ダミーを置いて作業を行った。この仕組みは、メリットもあるがデメリットもある。そこらへんを3dsmaxの感覚からblenderの感覚にしていなかないといけないのかな?どうにか出来るのだろうか?

③【オブジェクトのアタッチ(maxで行うこと)】⇔【オブジェクトの結合】
に関する癖。事前にスケール値を合わせなければこの様に太さが違うオブジェクトになってしまう。現状解決方法は、事前にスケール値をリセットしておくこと。

④【UVの取り回しが面倒。maxのUVWmapモディファイアが欲しい】
見ての通りです。maxだとマテリアル作ってあとは、UVWmapモディファイアでオブジェクト毎に座標指定出来るのですが。blenderは使っててそこが面倒でしたね。
なんか良い方法が無いか探したい。

⑤【パス変形(3dsmaxの機能】⇔【カーブモディファイア(blender)を通してモディファイアの積み上げが難しいことに気がついた】気になったこと。blenderのカーブモディファイア
使いにくい。というより座標を合わせる機能がつけば良いのにと感じた。これに関しては、3dsmaxのパス変形が恋しくなる。
複合的にだが、モディファイアの積み上げが難しいということにこの機能を通して気がつき始める。blenderのこれを使ってみて、アニメーションとか絡む仕事で使うのが厳しいかもしれないと感じた。

以上です。如何でしたでしょうか?
各ポイントについて、私ならこうするのにっていうのがあれば本気で教えて欲しいです。そして、3dsmaxユーザーや他ソフトから乗り換えたい人の参考になれば幸いです。

----------以下、雑談-----------
年末年始、blenderに費やしました。
何度か言ってるけど使ってワクワクするソフトだ。UIの良さなのか?

ここまでblenderを触り初めて29日が経過。
今回、掲載した正月飾りは、制作に33時間かかった。
基本操作を覚えるためにyoutubeのチュートリアルも複数こなしたが役に立っている。
学習コストで言えば時間以外は、ゼロ=無料。
これだけ情報が沢山あって有料チュートリアルが必要になる瞬間が来るのだろうか?

それにしてもblender上位層の作る作品のレベルがとても高い。
根本的に腕の良いクリエーターが素晴らしい作品を作っていて見てて面白い。
自分で触ってみることで改めて凄さを感じますね。

今回、これを作る中で仕事にどこまで使えるか?とか結局の所、自分自身で深く使い込まないと全然わからないなと痛感させられました。
壁をいくつか超えて完成させることが出来たので、自分にとって収穫ある自主制作になりました。
覚えてやるぞと息巻いても私の様なCG馬鹿が何かを証明するためには・・・
何かを、つまりサムシングを作ることでしか伝えられない。伝わらない。会いたくて会いたくて震える。そんな感じでした。