2014年6月28日土曜日

Try OpenEXR in 3dsmax

 
本日は、3dsmaxとAfterEffectsを使用したOpenEXRの使い方をまとめたいと思います。

まず、openEXRとは?
http://ja.wikipedia.org/wiki/OpenEXR
細かいことを抜きで考えると、合成するために必要な様々な要素を一枚に纏めることが出来る形式です。(11年前が初出の技術ですか・・・)とりあえず図を書きました!わかりやすい(!?)
かなり便利です。図のせいで嘘くさいですが。


○1st_STEP
F10ボタンでレンダリング設定タブをクリック。共通設定→レンダリング出力を設定していきます。
OpenEXR形式でファイル指定をしましょう。


○2nd_STEP
次に合成用のエレメントを指定します。今回は、5種類のレンダーエレメントを出力します。
これらの連番をtargaやtiff形式でひとつずつ出力すると、データ容量を圧迫しますし、管理も大変になります。これらの要素をすべて一つに纏めたいのでOpenEXRの出番です。全てOpenEXR形式にしときます。



○3rd_STEP
OpenEXRの設定をします。先ほど設定したエレメントを確認出来ますでしょうか?
あとは、これらを追加して設定完了。レンダリングしてみましょう。


○4th_STEP(ここからAfterEffectsに移動します)
新規コンポに読み込みます。3Dチャンネル→Extract3Dエフェクトを適用しましょう。
格納した分ののRGBAチャンネルを指定できます。
これらを一つ一つ設定していけば、全エレメントをAfterEffectsで使えるようになります。

○5th_STEP
AEプラグイン「ProEXR」をダウンロードしてAfterEffectsのpluginフォルダに突っ込みましょう。
http://www.fnordware.com/OpenEXR/
すると、ファイルからCreate ProEXR Layer CompsをクリックしてopenEXR連番に適用します。
すると各要素の出力を自動で行ってくれます。(時間短縮!)

○6th_STEP
あとは、合成するだけです!

といった流れになります。
難しそうだなぁと思って、手を出していない方は、絶対に使った方が良いと思います。
何を隠そう私がその一人でした・・・

普段、ネット上で色々なサイトに世話になっている身分ですから、私もひとまず書かねば!
と思い立ち今回の記事を投稿いたしました。
この記事が誰かの(3dsmax+AfterEffectsを使うユーザーしかいないかもしれないですが)
役に立ってくれることを願います。
やってみるとElement3D同様「なんでもっと早く使い始めなかったんだろう・・・」という感想です。

おぉ、いつの間にか18時回ってしまった。さて、次回は・・・

何もかもが、炎の中に沈んだ。
微笑みかけた友情も、芽生え欠けた愛も、秘密も。
そして、あらゆる悪徳も同じだ。
全てが振り出しにもどった。
兵士は死んだ魂を疲れた身体に包んで、泥濘と、硝煙の地に向かった。


次回「ELEMENT3D」
 

傭兵は誰も愛を見ない。

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